お見積りのご依頼をいただいたら、まずは現地調査をさせていただいています。
現地調査とは、建物の現在の状態を目で見て確認したり、工事範囲の面積を算出するために計測を行なうことです。
現地調査によって、個々の住宅における塗替え工事の最適な工事内容や使用する塗料を選定して、工事金額を決定します。
具体的にどのような箇所を確認しているのか?を解説していきます。
住宅塗装の現地調査 確認項目
1)屋根

屋根は最も傷みやすく、定期的なメンテナンスが必須な部位です。
現在の傷み具合の他に、
・屋根材の種類
・屋根設備(ユニエーターなど)の有無
などを確認しています。
屋根材によって、既存コーティングのはく離作業や瓦同士にすき間をもたせる縁切り作業が必要になってきます。
また、塗装が不要な陶器瓦も多いのでその際は工事内容から除外します。
2)外壁

外壁の汚れや傷みを見て、塗装を検討される方が多いのではないでしょうか。
外壁を指で撫でて、白い粉が付着すると塗替え時のサインです。
3)目地

写真の状態だとその役目を果たせず、そのまま放置すると最終的には外壁の張替えが必要になり、塗替え工事の何倍ものコストがかかります。
4)付帯部


雨どいや雨戸・水切りなど、塗装が可能な箇所はすべて確認します。
メーター数や枚数をきちんと算出することで、ドンブリ感情ではなくしっかり根拠のある御見積書が出来上がります。
やはりお客様が不利にならないように
住宅は1棟1棟、形状が異なります。
ハウスメーカーによって、似た造りはあっても立地や環境によって傷み具合は様々です。
だからこそ、時間をかけて現地調査をさせていただいています。
長年見積りをやっていると、ざっと見ただけで大体の数量(平米数や塗料の使用量)は想像がつくかもしれませんが、実際に工事に入ってから、必要な工程が増えてはお見積りの意味がなくなってしまいます。
追加工事の代金をお客様に転嫁することは論外ですよね。
目で見て確認・実測によって可能な限り正確な数量を出すことでズバリな適正価格をご提示できれば、お客様の安心にもつながると考えています。
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