大事なことなので繰り返しお伝えいたします。複数の業者から見積りを取ること(相見積り)は非常に重要です。
見積り書が増えるほど適正価格が見えてきますが、業者の選定に苦労するのもまた事実。
リソース節約の為、選択肢から除外する「切り捨てポイント」があれば、より精度の高い相見積りができそうではないですか?
切り捨てポイント1.有効期限が短い
見積り書には有効期限が設定されています。
価格が変動する可能性や日数が経ち過ぎると状況が変わり、当初の工事内容が不適合になることがあるためです。
【有効期限の例】
A社:30日
B社:1週間
C社:3ヶ月
この場合、B社は候補から外すかもしくは優先度を最下位にします。
塗装工事は比較的大きい買い物の部類です。その決定に1週間は短すぎます。
契約を急かしている印象がします。
見積り書有効期限の目安は1~3ヶ月です。
切り捨てポイント2.数十万円の値引き
本日ご契約いただければ、◯◯万円お値引きします!という提案を受けたことはありますでしょうか。
前述の短い有効期限とセットでよくあるパターンですが、これはもう検討に値しませんので切り捨てて大丈夫です。
本来の見積り書に50万円上乗せしてお客様の目の前で50万円値引くだけの簡単なお仕事です。
当社含め、塗装店のウェブサイトをご覧になって情報収集をされている皆様の中にこんなお粗末な手法に引っかかる方はいませんが、これを魅力的に感じ選んでしまう方が少なからずいるからこそ未だこの値引き戦法が存在しているわけで、、、
切り捨てポイント3.使用塗料が不明
前回の記事でも取り上げたとおり、何の塗料を使用するか明記してあるほうが安心です。
付帯部(雨どい・破風板・雨戸など)に使用する塗料まで明記されてあると尚良しです。
メインとなる屋根や外壁には高耐久の塗料を使用していても、付帯部はそれより低グレードの塗料を使用するケースは少なくありません。
切り捨てポイント4.極端に不安を煽ってくる
訪問営業に多いケースです。
”瓦がずれてますよ”とか”すぐ塗装しないと大変なことになりますよ”なんて言われたら不安になりますね。
年月が経つと何かしらの不具合は起こるものですから、家のメンテナンスはもちろん大切です。
もし本当に心から親身に寄り添って指摘されているのであれば申し訳ないですが、過度に怖がらせて工事を提案するのはあまり親切ではないかなと思います。
訪問⇒不安煽り⇒見積り(高額)⇒急かす+値引き
皆様がテレビやネット等で何十回とご覧になった、トラブルになりやすい工事の王道スキームです。
不安になるのは致し方ないですが、一旦冷静になって即決は避けましょう。
訪問営業が来たら、これをきっかけとして工事の検討と見積り収集を始めたらいいと思います👍️
さいごに
お客様が、塗装工事で失敗したくない!と思うのと同じように、我々もすべての方に塗装工事で失敗してほしくない!と思っています。
当社が選ばれなかったとしても、満足のいく工事が実現することを願っています。
重要なポイントを踏まえて、総合的にご検討いただけると幸いです。

