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週始めの店長日記 #71『住宅DIY 塗装やコーキングの注意点』

7月に入りました。

今年の梅雨は『これぞ、梅雨!』という感じで、しっかりと長雨の続く時期になりましたね。

私たちも天気予報とにらめっこの毎日で、なかなか思うように作業が進まず、工程管理には頭を抱えました。それでも、ようやく梅雨明けが見えてきてひと安心です。

とはいえ、梅雨が終われば今後は猛暑の夏がやってきます。

職人にとっても体調管理が欠かせない季節ですし、室内作業をされる方も、熱中症には十分注意しなければなりません。

今年の梅雨前には、「ひび割れを自分で補修した」「コーキングを打ち直した」という方もいらっしゃったかもしれません。また、この長雨で「雨漏りが見つかった」「外壁やコーキングの傷みに気づいた」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最近はホームセンターでもプロ仕様の塗料やコーキング材、道具が手に入るようになり、ご自身でメンテナンスに挑戦しやすい時代になりました。

実際のところ、DIYにはコスト面などのメリットもありますし、「このくらいなら自分でできそう」と思える作業もあります。

例えば外壁のちょっとしたひび割れ補修や、手の届く範囲の塗装など、1階周りのメンテナンスであれば比較的挑戦しやすいでしょう。

意外に思われるかもしれませんが、「塗る」という作業そのものは、コツを掴めば本職でなくてもある程度きれいに仕上げることができます。

その代わり、意外と時間と手間がかかるのが「養生(ようじょう)」です。窓やサッシ・床など、塗料が付いてはいけない部分をビニールやテープで覆う作業のことですが、このひと手間が仕上がりを大きく左右します。

もちろんDIYでもできますが、色の継ぎ目やLINEの出し方ひとつで見た目が変わります。きれいな直線を出したり、塗料が染み出さないように貼ったりと阿経験が表れやすい工程でもあります。

塗装の手順や塗料の扱い方を調べながら、養生まで含めてDIY工事として楽しめるのであれば、一度挑戦してみる価値は十分にあると思います。ご自身で作業をしてみることで、塗装工事がどのような工程で成り立っているのかをしるきっかけにもなりますね。

ただし、どうしてもおすすめできないのが「高所での作業」です。

脚立やハシゴ・屋根の上からの転落事故は毎年のように発生していますし、屋根の上は思っている以上に滑りやすく危険です。また、屋根材によっては人が乗ることでわれてしまうこともあります。安全面を考えると、高所作業は専門業者に任せるのが安心です。

もうひとつ、DIYでよく見かけるのがコーキング補修です。

私たちが塗装工事で主に使用しているのは、「変成シリコン(変性シリコーン)」と呼ばれるコーキング材です。硬化したあとでも上から塗装できるため、住宅の外壁補修では一般的によく使用されています。

一方で、ホームセンターなどには「シリコンシーラント」などと書かれた商品も数多く並んでいます。こちらは耐水性や耐候性に優れた非常に丈夫な材料ですが、塗料が密着しないため、上から塗装をする場所には基本的に適していません。

コーキングだけ補修できれば十分ということであれば、使用場所によっては問題ありませんが、将来的に外壁塗装を予定しているのであれば、上から塗装できるタイプ(変成シリコン)を選んでおくことをおすすめします。

もし塗装できないコーキング材が使用されている場合は、塗装工事の前にその部分を除去して打ち替える必要があります。もちろん私たちもきれいに除去して施工しますが、施工範囲や充填量によっては思いのほか時間がかかる作業になることもあります。

ちなみに、お客様がご自身で補修されたコーキング部分を拝見することもありますが、「少し盛りすぎてるかな」と思うことはあっても、それ自体を悪いことだとは思いません。

というのも、DIYで補修される方の一番の目的は、「見た目をきれいに仕上げる」ことよりも、「雨漏りを防ぐ」ことにあるからです。

その目的は十分に理解できますし、まずは建物を守ろうという考え方は決して間違いではありません。

もちろん、見た目や耐久性まで含めて仕上げようと思うと、それなりに知識と腕前をもって挑む必要があります。そのあたりは、やはり経験が仕上がりの差になって表れる部分だと感じています。

ホームセンターで材料が気軽に手に入る時代だからこそ、専門性が高い工事でもDIYという選択肢が身近になりました。

小さな補修をご自身で楽しみながら行なうのも、お家に愛着が湧いて素敵なことだと思います。

ただ、お家全体の塗り替えや、長く安心して済むためのメンテナンスとなると、建物全体の状態を見極めながら工事を進める必要があります。

建物の状態や補修内容に合わせて、無理のない方法を一緒に考えさせていただくので、迷われることがあればぜひお気軽にご相談ください。

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2026年7月6日 | 住宅塗装豆知識