屋根には様々な種類がありますが、中でも塗装工事において多いのが、
カラーベスト、コロニアルといった薄型スレート瓦です。
屋根の塗装は、①高圧洗浄→②下塗り→③中塗り→④上塗り(仕上げ)の
4工程3回塗りで施工します。
ただし、このタイプの屋根を塗装する際には、②下塗りの後に「タスペーサー」
という小さな部材を、瓦同士の重なりへ等間隔に差し込んですき間を作る
工程が加わります。
この工程が必要な理由はずばり、雨漏り・内部腐食の防止です。
イメージとしては、すき間が空いているほうが雨漏りするのではないかと
思われるかもしれませんが、スレート瓦には雨水や天井裏の結露を逃がす
ための溝があり、瓦の重なり部分がその役割を担っています。
しかし塗料の膜がこれを塞いでしまうと、入り込んだ雨水や結露の逃げ道が
なくなり内部に留まってしまい、かえって雨漏りや腐食の原因となります。
これらを防止するのが、タスペーサーです。
屋根全体となると結構な量があり手間はかかりますが、お家の寿命を伸ばす
ためのメンテナンス塗装が原因で雨漏り・・・では本末転倒なので、大切な
工程として、一棟一棟丁寧に施工してします。