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タスペーサーって何?

屋根には様々な種類がありますが、中でも塗装工事において多いのが、

カラーベスト、コロニアルといった薄型スレート瓦です。

屋根の塗装は、①高圧洗浄→②下塗り→③中塗り→④上塗り(仕上げ)の

4工程3回塗りで施工します。

ただし、このタイプの屋根を塗装する際には、②下塗りの後に「タスペーサー」

という小さな部材を、瓦同士の重なりへ等間隔に差し込んですき間を作る

工程が加わります。

この工程が必要な理由はずばり、雨漏り・内部腐食の防止です。

イメージとしては、すき間が空いているほうが雨漏りするのではないかと

思われるかもしれませんが、スレート瓦には雨水や天井裏の結露を逃がす

ための溝があり、瓦の重なり部分がその役割を担っています。

しかし塗料の膜がこれを塞いでしまうと、入り込んだ雨水や結露の逃げ道が

なくなり内部に留まってしまい、かえって雨漏りや腐食の原因となります。

これらを防止するのが、タスペーサーです。

屋根全体となると結構な量があり手間はかかりますが、お家の寿命を伸ばす

ためのメンテナンス塗装が原因で雨漏り・・・では本末転倒なので、大切な

工程として、一棟一棟丁寧に施工してします。

2019年11月27日 | 住宅塗装豆知識