外壁や屋根の塗装工事には、一般的な工期の目安があります。
戸建て住宅の場合、足場の設置から完了まで、おおよそ何日程度と説明しています。
ですが実際の現場では、この目安どおりに進むとは限りません。
想定外のトラブルが起きたということも中にはありますが、特別なことばかりではなく塗装工事そのものが、その日の条件によって判断を変えていく必要があるからです。
天候だけではない塗装のタイミング
塗装工事は晴天の日こそ絶好の条件ですが、その他にも気温や湿度、風の強さなども重要な要素です。
無理に作業を進めれば、その場はきれいに仕上がったように見えても、塗料が本来の性能を発揮できておらず数年後に剥がれや膨れとして現れる可能性があります。
そのため、天気予報だけでなく当日の状況を見ながら作業内容や進め方を判断しています。
足場を組んで初めて見える状態もある
塗装工事前のお見積り段階である現地調査で、ある程度の状態を確認しますが、どうしてもその範囲には限界があります。
足場を組み、近い距離で確認することで、想定していた以上に補修が必要な箇所が見つかることもあります。
建物上部にあるひび割れの深さや外壁の浮き具合などは、表面からでは判断が難しい場合も多いため、補修を優先することで工程が増えることがあります。
乾燥時間は短縮できない
塗装は、下塗り⇒中塗り⇒上塗りと工程を重ねて仕上げていきます。
それぞれの工程の間には適切な乾燥時間があり、これを守ることで塗膜の耐久性が保たれます。
見た目にはほとんど変化がない時間ですが、この時間をしっかり取ることが数年後の状態に大きく影響します。
急いでいるからといって半乾きの状態で工程を進めることは絶対NGです。
目安はあくまで目安として
工期の目安は、あくまで順調に進んだ場合の基準です。
実際の現場では、建物の状態や天候によって予定より時間がかかることもあれば、逆に想定していたより捗ることもあります。
決められた日数に合わせることはもちろん大切ですから、どの現場でも工程管理をしっかり行なっています。それと同じくらい、その時々の条件に合わせて仕上がりを整えていくというのも、塗装工事においては欠かせない条件です。
長く安心して住んでいただくために、見えない部分の判断を大切にしながら工事は進められています。


