外壁塗装というと、まず皆さまが悩まれるのは
・どんな色にするか?
・どのグレードの塗料にするか?
お住まいの印象やメンテナンスサイクルを決める重要なことですから、ここはぜひじっくり考えていただきたいところです。
ただ、施工をする私たちからすると、仕上がりと耐久性を本当に左右するのは「下塗り」です。
今回はその理由について。
下塗りは「整える工程」
塗装は、①高圧洗浄⇒②下地処理⇒③下塗り⇒④中塗り⇒⑤上塗り という流れで進みます。
下塗りは完成後には見えなくなります。
ですが、
・塗膜の密着
・クラック(亀裂)の抑制
・吸い込み防止
・仕上がりの均一性
これらを決めるのがこの下塗り工程です。
既存の状態によって下塗材は変わる
下塗材は色々な種類があります。それらは塗装面の材質や現在の状態によって使い分けられています。
■下地が比較的健全な場合
密着性を高めるエポキシ系(非常に硬く、くっつく力が強い)サーフェーサーを使用します。
既存塗膜に傷みが少なく安定している場合は無理に厚付けはしません。

■クラックや模様の調整が必要な場合
厚みを持たせられる微弾性フィラーを使用します。
細かいひびを埋めることができ、ちょっとした動きに追従できるクッション性があるためモルタル壁や凹凸のある吹付け壁など、ひびが入りやすい外壁に最適です。

■極端に傷んでいる場合
浸透型シーラーでまず下地を補強します。
吸い込みが強い状態では、ここを省くと長持ちしません。
浸透型シーラーを塗布した後、上記の下塗材を使用します。

まとめ
色選びや塗料選びは、お客様にとって大切な時間です。
その楽しみをしっかり支えるために、私たちは下塗り工程を細部まで丁寧に行なっています。
下塗りが仕上がりと耐久性を決める。
派手さはなくても、ここが一番大事だと考えています。


